この記事は、国・行政機関・鉄道会社・業界団体が公開している情報のみで書いています。宿泊施設・事業者への取材は行っていません。情報の確認日:2026年10月25日。
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介護が必要な親と温泉旅行に行くときの宿選びは、「バリアフリー対応」という表示だけで決めず、段差・手すり・トイレ・浴室・ベッド・館内の移動・送迎・食事の形態を、親の体の状態に当てはめて宿に一つずつ確かめるのが基本です。大浴場が難しいときは貸切風呂や客室の風呂を選び、体調と入浴の可否は主治医に、介護サービスの調整はケアマネジャーに出発前に相談します。
「足腰が弱った母を、もう一度温泉に連れて行きたい。でも、どんな宿なら大丈夫なのかがわからない」
要介護や要支援の親との旅行は、行き先を決める前に考えることがたくさんあります。宿の案内に「バリアフリー」と書いてあっても、その中身は宿によって違います。
この記事では、旅行前に主治医とケアマネジャーに相談すること、宿に事前に確かめること、大浴場が難しいときのお風呂の選び方、移動の負担の減らし方、介護保険サービスとの関係を、国や行政機関の公開情報をもとに整理します。家族を旅行に連れて行きたい介護職の方にも使える内容です。
編集長:堂島 健一
特養の施設長をしていた立場から言うと、旅先で困りやすいのは、景色や料理よりも「いつもと違う段差・トイレ・お風呂」です。家ではできている動作も、勝手の違う場所では難しくなることがあります。宿の設備は「立つ・座る・またぐ・つかまる」のどの動作に当たるかに置き換えて確かめてください。
【本記事の要約兼目次】
- 旅行前に主治医とケアマネジャーに相談すること結論:体調と温泉入浴の可否は主治医、旅行中の介護サービスの調整はケアマネジャーに相談します。
- 宿に事前に確認すること結論:段差・手すり・トイレ・浴室・ベッド・館内の移動・送迎・食事の形態を、具体的な質問で確かめます。
- 大浴場が難しいときは貸切風呂・客室の風呂結論:家族だけで使える貸切風呂か客室の風呂なら、異性の家族も介助でき、自分のペースで入れます。
- 移動の負担を減らす方法結論:乗り換えと移動時間を減らし、駅の介助や宿の送迎を先に予約しておきます。
- 介護保険サービスと旅行の関係結論:訪問介護などは自宅で受けるサービスが原則。旅行先で使うにはケアプランの正式な変更が要ります。
- よくある質問結論:旅行の可否、バリアフリー表示の見方、入浴の目安、施設入所中の外泊などに答えます。
- まとめ結論:相談→宿の確認→お風呂と移動の手配の順に進めます。
結論:介護が必要な親との温泉旅行、宿選びで何を確かめる?
- 出発前に、体調・移動・温泉入浴の可否を主治医に、旅行中に休む介護サービスや福祉用具の扱いをケアマネジャーに相談します。施設に入所している場合は、外泊として施設に相談します。
- バリアフリー法の施行令では、床面積2,000平方メートル以上で客室が50室以上のホテル・旅館を新築・増改築するとき、客室総数の1%以上の車椅子使用者用客室を設けなければならないと定めています(2019年9月施行)。これに当たらない宿も多く、「バリアフリー対応」の中身は宿ごとに違います。
- 宿には、玄関から客室までの段差、トイレと浴室の手すり、ベッドの有無、エレベーターと食事処、送迎の車両、食事の形態を、親の状態に当てはめて具体的に聞きます。
- 大浴場が難しいときは、家族だけで使える貸切風呂か客室の風呂を選びます。消費者庁は入浴中の事故を防ぐ目安として、湯温41度以下・湯につかるのは10分までを挙げています。
- 介護保険の訪問介護などは原則として自宅で受けるサービスです。旅行中の付き添いは、家族のほか、介護保険の外の自費サービスで頼む方法もあります。
情報の確認日:2026年10月25日
旅行前に主治医とケアマネジャーに相談すること
旅行前の相談は、相手を分けて考えると整理しやすくなります。体調・移動・温泉入浴の可否は主治医に、旅行中に休む介護サービスや福祉用具の扱いはケアマネジャーに相談し、施設に入所している場合は施設に外泊として相談します。
「温泉に行っても大丈夫ですか」と聞くだけでは、答える側も判断しにくいものです。行き先・日程・移動手段・お風呂の入り方まで決めてから相談すると、具体的な助言をもらいやすくなります。
主治医に聞いておくこと
- 移動の時間と距離(車や電車で何時間座っていられるか、休憩をどのくらい入れるか)
- 温泉に入ってよいか、入るなら湯の温度・入る時間・回数の目安
- 旅行中の薬の飲み方(時間がずれるときの扱い、持っていく量)
- 食事の形態や、旅先の料理で気をつけること
- 旅先で体調を崩したときの対応(お薬手帳や、病状をまとめたメモを持っていくか)
温泉には、温泉法にもとづいて入浴の禁忌症や注意事項を掲示する決まりがあります。環境省が定めた掲示の基準では、病気の活動期(とくに熱のあるとき)、少し動くと息苦しくなるような重い心臓や肺の病気、むくみのあるような重い腎臓の病気などを一般的な禁忌症として挙げ、高齢者は42℃以上の高温浴を避けること、高齢者や体の不自由な人は1人での入浴を避けるのが望ましいことなども示しています。
親がこれに当てはまるかどうかを家族が判断するのは難しいところです。基準の内容を主治医に見せて、入ってよいか、どう入ればよいかを聞いておくと安心です。
ケアマネジャーに相談しておくこと
- 旅行中に休むデイサービス・ショートステイ・ヘルパーの連絡と調整
- 介護保険で借りている車いすなどの福祉用具を、旅行に持って行ってよいか
- 旅行先で介護サービスを使いたい場合に、どんな手順が必要か
- 旅行から戻ったあとの体調の変化に備えた、サービスの予定
施設に入所している親と出かける場合は、施設に外泊として早めに相談します。外泊の手続きや外泊中の費用の扱いは施設ごとに決まりがあるため、薬や食事の準備とあわせて施設の窓口で確かめてください。
宿に事前に確認すること(段差・手すり・トイレ・浴室・ベッド・送迎・食事)
宿に事前に確認することは、玄関から客室までの段差、トイレと浴室の手すり、ベッドの有無と高さ、エレベーターや食事処までの館内の移動、駅からの送迎の車両、食事の形態です。「バリアフリーですか」ではなく、親の状態に当てはめた具体的な質問で聞くのがこつです。
宿の「バリアフリー対応」の中身がばらつくのには理由があります。国土交通省の公表資料によると、バリアフリー法の施行令の改正で、床面積2,000平方メートル以上で客室が50室以上のホテル・旅館を新築・増改築する場合、車椅子使用者用客室を「1以上」から「客室総数の100分の1以上」に改めることになり、2019年9月1日に施行されました。
裏を返すと、この条件に当たらない小さな宿や、それ以前に建てた建物には同じ決まりがかかりません。手すりを付けた客室を「バリアフリー対応」と呼ぶ宿もあれば、車いすのまま浴室まで入れる客室をそう呼ぶ宿もあります。表示の言葉より、中身を確かめることが大切です。
| 確かめる場所 | 宿に聞くこと | 親の状態に当てはめると |
|---|---|---|
| 玄関〜客室 | 入口や廊下、客室の入口に段差はあるか。和室なら上がり口の高さはどのくらいか | 車いすの場合は段差の有無、歩ける場合はまたげる高さか |
| トイレ | 洋式か、手すりはどこに付いているか、車いすで入れる広さか | 立ち上がるときにつかまる位置が、家と同じ側にあるか |
| 客室の浴室 | 洗い場や浴槽の縁の高さ、手すり、シャワーチェアの貸し出しはあるか | 浴槽をまたげるか、座って体を洗えるか |
| 寝具 | ベッドの部屋か布団か、ベッドの高さはどのくらいか | 布団から一人で立ち上がれるか |
| 館内の移動 | 客室から食事処・大浴場・貸切風呂までエレベーターで行けるか、車いすの貸し出しはあるか | 長い廊下を歩けるか、途中で休める場所があるか |
| 送迎・駐車場 | 駅からの送迎はあるか、車いすのまま乗れる車両か、駐車場から玄関までの経路に段差はあるか | 車の乗り降りに手助けが要るか |
| 食事 | 食べやすい大きさやかたさに変えられるか、とろみを付けられるか、部屋で食べられるか | 普段の食事の形態(やわらかさ・とろみ)に合わせられるか |
電話やメールで聞くときは、客室や浴室の写真、出入口の幅や段差の高さを教えてもらえるかも尋ねてみてください。観光庁は、宿泊施設がバリアや設備の情報を発信するためのマニュアルを公開しており、公式サイトに詳しい情報を載せている宿もあります。
候補の宿を探す段階では、設備を宿の公式サイトで確かめた一覧を使うと早く絞れます。福井のあわら温泉で探すなら、あわら温泉でバリアフリー対応の客室がある宿の一覧で候補を見つけ、上の表の項目をそれぞれの宿に直接確かめる進め方ができます。
編集長:堂島 健一
食事の形態は、「やわらかめでお願いします」と伝えるだけだと、宿と家族で思い浮かべるものがずれやすいところです。普段の食事の写真を見せたり、市販の介護食に書かれている区分の名前を添えたりすると、ぐっと伝わりやすくなります。
市販の介護食には、日本介護食品協議会が定めた規格に合う商品にユニバーサルデザインフードのマークと、「容易にかめる」「歯ぐきでつぶせる」「舌でつぶせる」「かまなくてよい」の4つの区分が表示されています。親が普段食べている食事に近い区分を伝えると、宿も対応できるかどうかを答えやすくなります。宿で対応が難しい場合は、普段の介護食やとろみ調整食品を持ち込めるかも聞いておきましょう。
大浴場が難しいときは貸切風呂・客室の風呂を選ぶ
大浴場での入浴が難しい親と温泉に入るなら、家族だけで使える貸切風呂か、客室に付いた風呂が選択肢です。異性の家族も一緒に入って介助でき、ほかの客に気兼ねせず、自分のペースで入れるのが利点です。
大浴場の多くは男女別のため、たとえば母親を息子が介助することはできません。洗い場が混み合う時間帯もあり、移動の距離も長くなりがちです。
| 項目 | 大浴場 | 貸切風呂 | 客室の風呂 |
|---|---|---|---|
| 異性の家族の介助 | できない | できる | できる |
| 入る時間 | 営業時間内なら自由 | 予約制・先着順など宿ごとに違う | 滞在中いつでも入れる |
| 客室からの移動 | 長くなりやすい | 宿の造りによる | ほとんどない |
| 確かめたいこと | 混む時間帯、洗い場の手すり | 予約方法・料金・1回の時間、脱衣所と浴槽の段差 | 浴槽の縁の高さ、温泉か沸かし湯か |
貸切風呂を予約する前に確かめること
- 予約の方法(事前予約か、チェックイン後の予約か、空いていれば使える方式か)
- 利用料金と1回あたりの利用時間(介助しながらだと時間がかかるため、余裕があるか)
- 脱衣所から洗い場・浴槽までの段差と手すり、シャワーチェアの有無
- 客室から貸切風呂まで、車いすで行けるか
あわら温泉で探す場合は、家族だけで入れる貸切風呂を備えた宿を一覧で比べられます。予約の方法や料金は宿によって違うので、候補が決まったら上の項目を宿に問い合わせてください。
温泉に入るときの安全の目安
消費者庁は、高齢者の入浴中の事故を防ぐポイントとして次の6つを挙げています。
- 入浴前に脱衣所や浴室を暖める
- 湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にする
- 浴槽から急に立ち上がらない
- 食後すぐの入浴や、アルコールが抜けていない状態での入浴は控える
- 精神安定剤や睡眠薬などを飲んだあとの入浴に注意する
- 入浴する前に同居者(旅行中は同行する家族)に一声かけて、見回ってもらう
環境省の温泉の掲示基準でも、入浴の前後にコップ一杯程度の水分をとること、浴槽から出るときは立ちくらみを起こさないようゆっくり出ることなどを示しています。温泉の湯温は浴槽ごとに違い、旅の疲れが出ていることもあります。主治医から聞いた目安を優先し、家族が必ずそばで見守ってください。
移動の負担を減らす方法
移動の負担を減らすには、乗り換えの回数と移動時間をできるだけ少なくし、休憩とトイレの場所を先に決めておくことが基本です。駅員による乗り降りの介助や宿の送迎など、頼める手助けは出発前に予約しておきます。
- 移動時間が長くなる行き先は、行きと帰りのどちらかで途中に休む時間を入れる
- 乗り換えの少ない経路を選び、駅や休憩場所の多目的トイレの位置を調べておく
- 車で行く場合は、乗り降りしやすい座席の位置や、車いすを積めるかを確かめる
- 宿の送迎を使う場合は、車いすのまま乗れる車両か、乗り降りを手伝ってもらえるかを聞く
鉄道を使う場合、JR西日本では列車の乗り降りの手伝いを電話で申し込めます(おからだの不自由なお客様のサポートダイヤル 0570-00-8989、受付は8時〜20時)。申し込みのときは、乗車日・乗車区間・列車・付き添いの有無・車いすの有無(電動か手動か)などを聞かれます。新幹線や特急には車いす対応の座席があり、横になれるベッドを備えた多目的室を設けた列車もあります。
行き先を決める段階では、宿ごとの送迎の有無や設備をまとめて見られると比べやすくなります。たとえば福井・あわら温泉の宿を同じ基準で比べた一覧では、送迎・バリアフリー・貸切風呂などの設備を宿ごとに確かめられます。
行き先の地域の情報が足りないときは、各地の相談窓口を頼る方法もあります。観光庁のユニバーサルツーリズムのページでは、高齢の方や障害のある方の旅行について相談できる窓口の一覧(2026年6月時点)を公開しています。
介護保険サービスと旅行の関係
介護保険の訪問介護などは、原則として自宅(居宅)で受けるサービスです。旅行先で普段と同じサービスを使うには、ケアプランの正式な変更が必要になります。旅行中の付き添いは、家族のほか、介護保険の外の自費サービスで頼む方法があります。
内閣府の国家戦略特区のページで公表されている、旅行先でも介護保険サービスを使いやすくする提案(福祉観光特区)への厚生労働省の回答では、訪問介護などは介護保険法第8条第2項等のとおり居宅で介護を受ける人に提供されるものだと説明しています。そのうえで、旅行先で日常と同じサービスを使うことは利用者の状況が大きく変わるため、ケアプランの「軽微な変更」としては扱いにくく、アセスメントやサービス担当者会議などの手順を踏むことが必要との考えを示しています。
旅行先で介護サービスを使いたい場合は、できるだけ早めにケアマネジャーへ相談してください。そこまでしなくても、家族の付き添いで足りる旅程に組み直せるかを一緒に考えてもらうのも一つの方法です。
旅行の前後で確かめておくこと
- 旅行中に休むデイサービスやヘルパーへの連絡と、キャンセルの扱い
- 介護保険で借りている福祉用具を持ち出すときの扱い(ケアマネジャーと福祉用具の事業者に確認)
- 家族だけで介助が難しいときに、介護保険の外で外出や旅行の付き添いを引き受ける事業者を使うか
- 帰宅した翌日以降の疲れに備えて、通所や訪問の予定を入れておくか
編集長:堂島 健一
施設の側から見ると、外泊の相談は早めにいただけるほど助かります。薬の準備や、食事・排せつ・夜間の様子の申し送りを、余裕を持って整えられるからです。施設に入所している親との旅行は、日程が決まった時点で一度相談してみてください。
介護職の方が自分の家族を連れて行くとき
介護の仕事をしている方は、移乗や入浴介助の技術が旅先でも大きな助けになります。ただ、職場と違って機械浴やリフトはなく、交代してくれる同僚もいません。介助をするのが自分一人になる時間を減らせるよう、同行する家族と役割を分けておくと安心です。
旅先では、職場で慣れている環境との違いを前提に、浴室やトイレの広さ、手すりの位置を宿に細かく聞いておきましょう。
よくある質問
- 要介護の親と温泉旅行に行っても大丈夫ですか?
- 要介護の親との温泉旅行に行けるかどうかは、親の体調と温泉に入ってよいかによって決まるため、出発前に主治医に相談して判断します。行き先・日程・移動手段・お風呂の入り方を決めてから相談すると、具体的な助言をもらいやすくなります。旅行中の介護サービスの調整はケアマネジャーに相談します。
- 「バリアフリー対応」の宿なら車いすでも泊まれますか?
- 「バリアフリー対応」の表示があっても、車いすで客室・トイレ・浴室まで使えるとは限りません。中身は宿ごとに違うため、玄関から客室までの段差、トイレの広さと手すり、浴室の段差、エレベーターの有無を宿に具体的に確かめ、写真や寸法を教えてもらえるかも聞いてください。
- 貸切風呂と客室の風呂はどちらがいいですか?
- 貸切風呂と客室の風呂は、どちらも家族だけで入れるため、異性の家族も介助できます。移動を最小限にしたいなら客室の風呂、広い浴槽や温泉らしい雰囲気を楽しみたいなら貸切風呂が向いています。貸切風呂は予約方法・料金・1回の利用時間が宿ごとに違うため、事前に確かめてください。
- 旅行先でもヘルパーやデイサービスを使えますか?
- 介護保険の訪問介護などは原則として自宅で受けるサービスのため、旅行先で普段と同じサービスを使うには、ケアプランの正式な変更が必要になります。厚生労働省は、アセスメントやサービス担当者会議などの手順を踏む必要があるとの考えを示しています。使いたい場合は早めにケアマネジャーに相談してください。
- 温泉に入るときの湯の温度と時間の目安は?
- 消費者庁は高齢者の入浴中の事故を防ぐ目安として、湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを挙げています。環境省の温泉の掲示基準では、高齢者は42℃以上の高温浴を避けることや、入浴前後の水分補給も示しています。持病がある場合は、主治医から聞いた目安を優先してください。
- 特別養護老人ホームに入所している親を旅行に連れて行けますか?
- 施設に入所している親との旅行は、施設に外泊として事前に相談して進めます。外泊の手続きや外泊中の費用の扱いは施設ごとに決まりがあるため、施設の窓口で確かめてください。薬の準備や食事・排せつ・夜間の様子の申し送りがあるので、日程が決まった時点で早めに相談すると準備がしやすくなります。
まとめ|宿は「表示」ではなく「親の動作」で選ぶ
介護が必要な親との温泉旅行の宿選びは、「バリアフリー対応」の表示ではなく、親が旅先で行う「立つ・座る・またぐ・つかまる」の動作に宿の設備が合うかで判断するのが確実です。体調と入浴の可否は主治医に、介護サービスの調整はケアマネジャーに、出発前に相談しておきます。
- 相談:主治医に移動・入浴・薬・食事を、ケアマネジャーに休むサービスと福祉用具の扱いを相談する。施設入所中なら外泊として施設に相談する。
- 宿の確認:段差・手すり・トイレ・浴室・ベッド・館内の移動・送迎・食事の形態を、具体的な質問で確かめる。
- お風呂:大浴場が難しければ貸切風呂か客室の風呂。湯温41度以下・10分までを目安に、家族がそばで見守る。
- 移動:乗り換えと移動時間を減らし、駅の介助や宿の送迎を先に予約する。
- 介護保険:訪問介護などは自宅で受けるサービスが原則。旅行先で使うならケアプランの正式な変更が必要。
情報の確認日:2026年10月25日(国・行政機関・鉄道会社・業界団体の公開情報)
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堂島 健一(統括編集長 / 元・特養施設長)
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